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読書と写真とゲームが趣味。海外ミステリードラマが好き

M/M 『殺しのアート』シリーズ

『殺しのアート』シリーズ。

ジェイソンは富豪の御曹司であり働く必要はないのだが、ナチスから美術品を守った祖父の意思を継ぎ、美術品を保護するためにFBIへ。上司であり、恋人のサムは、ジェイソンそっくりの若き日の恋人が殺されたためFBIへ。交差することが無いような二人が出会って恋に落ちるが、サムがいつまでも自分の心に踏ん切りがつかないのがくやしい…。次は完結編だが、二人はどうなるのか?サムはストーカーからジェイソンを守りきれるのか?ジェイソンが最後にいつも許してしまうのがお約束だが果たして?

マーメイド・マーダーズ (モノクローム・ロマンス文庫)

 殺しのアート①FBI捜査官サム・ケネディ×同じく捜査官ジェイソン・ウエスト。10年前の連続少女殺人事件の再来?ジェイソンの友人ハニーが真っ先に殺された事件のあと、再び捜査官として舞い戻るとは。前の事件はケネディが解決して犯人も刑務所で独房暮らし。人魚の彫り物の線で辿ってみると、変な作家はいきなり脱走。彼はいつか戻って来るのだろうか?証拠を一人で探しに行ったジェイソンを助けに、ケネディが追いかける。強面でかなり年上のケネディ捜査官がジェイソンを誘うのも意外だが、添い寝が好きなのもなんだか好感度高し。

モネ・マーダーズ (モノクローム・ロマンス文庫)

 殺しのアート②ジェイソンはモネの絵画を死体の側に置く連続殺人事件に呼ばれるが、サムは冷たく彼の思いを拒否する。ジェイソンの担当の絵画窃盗事件と殺人はクロスしているのか?彼を崇拝する新聞記者シプカが接近し、被疑者の住む島でジェイソンと一夜を共にするが、次の日惨殺される。助けに来たサムだが、彼の昔の恋人はジェイソンにそっくり。飛び出した彼は、サムの本心を聞き一夜を過ごす。殺人事件の真犯人を突き止めたジェイソンは撃たれたサムを助けだす。そして彼の誕生日パーティーにサムが来て、堂々とジェイソンにキスをする

マジシャン・マーダーズ (モノクローム・ロマンス文庫)

殺しのアート③ジェイソンが薬物を打たれて誘拐未遂。犯人は①のカイザーなのか、それともサムへの過去に逮捕した奴等の復讐絡み?ジェイソンに過保護なサムと共に、サムの母の牧場に避難するも、マジシャン絡みの殺人事件に巻き込まれていく。(サムの昔の恋人イーサンは「ウィンター・キル」の犯人に殺されていたらしい)マジシャン殺人犯もジェイソンが解決し、サムが逮捕。二人は和やかな一週間を過ごすが、カイザーも行方不明で、また恐ろしいカードがジェイソンの家に直接届く。続きは④がKindleで発売されてから。 

モニュメンツメン・マーダーズ (モノクローム・ロマンス文庫)

殺しのアート④ジェイソンが祖父の名誉のため、ナチス の絵画略奪事件を捜査する話。もちろん祖父が関係していたので、身内が捜査してはいけないが、彼は命をかけて見事に任務を完遂。サムは祖父の事を黙っていた事でジェイソンを突き放し傷つける。そしてラストで家に訪ねてくるが…。FBIでは神のようなサム・ケネディだが、ジェイソンの方が仕事が出来てるんじゃ?若くても自分を信じて価値あるものを勝ち取るため戦うジェイソン。サムにその価値があるのかどうか?次巻でその答えは出るのか?カイザーの分析も出来てない感じだが…。